投稿

6月, 2025の投稿を表示しています

人生で思い切ってチャレンジできる時期は2回あるのでは!

イメージ
  テスラの創業者イーロンマスクは、起業を目指す学生への講演でこう言っていました。 年齢が上がれば上がるほど背負っていく義務が増えてくるから、リスクが取りにくくなる。 養う家族ができてからチャレンジすれば、家族にもリスクを背負わせることになる。 だから背負う義務が軽い若いうちにチャレンジしろ!と。 私は若い時期と、もう一つチャレンジにふさわしい時期があると思います。 それは背負うものが再び軽くなった時です。 私には2人の子供がいますが、だいぶ大きくなりました。 もう背負っているという感じはだいぶうすれてきました。 だからいまが2度目の思い切ったチャレンジをする時だと思っています。 そして若いころのチャレンジではなく、この時期からのチャレンジは、 背負うものがもう何もない分、自分や家族のためではなく、 純粋に社会や人のため役立つことに力を注ぐことができます。 人類が少しでも発展できるよう、人が少しでも快適に過ごせるよう 全力で新たなチャレンジしていきたいと思います。 治療と商品開発、その融合に再び情熱を注ぎたいと思います。

肩こりに指圧マッサージ+鍼が最高の組み合わせと思う理由

イメージ
鍼には実証されている優れた効果が多数あります。 私は東洋医学が大好きですが、鍼治療について、東洋医学を少し横に置いて、物理療法の優れた道具としての鍼に大いなる可能性があると思います。鍼には科学的根拠のある優れた効果が多数あるからです。 1つは下降性痛覚抑制系という鎮痛効果です。鍼が刺さると中脳から痛みを抑制しろという命令が出て、セロトニンとノルアドレナリンという物質が出てきます。この物質は痛みが脳に伝わる邪魔をします。それにより全身の痛覚の閾値を上げることができますので、薬物をつかうことなく全身の痛みの抑制ができます。 また、鍼が刺さった場所には内因性オピオイドが発生します。これは体が自分でつくる麻酔のようなもので、薬物に頼ることなく、痛みを和らげたり抑うつ感を低下させることができます。 また鍼による血管拡張効果も実証されています。血管が拡張すると血流がよくなります。だから血流が悪いことが原因の肩こりが治せるのです。 2つ目に最近注目されている治療効果があります。 それは鍼によるfascia(筋膜)リリースです。筋膜に直接鍼を入れることで筋膜の癒着による疼痛を解消するとこができます。 このような生理学的な機序による効果がありますから、物理療法の道具としての鍼はとても優れた道具であると思います。 そして、指圧マッサージと組み合わせるとさらに最高です。 指圧マッサージにも実証されている効果があります。 1つはなでることでの痛みの軽減です。 お腹が痛いとき自然とお腹を押さえませんか。そうすると痛みが軽減します。これはゲートコントロール説といわれます。痛みを伝える神経とさわることを伝える神経は異なる神経です。痛みがあってもさわることが優先されて伝わります。なので痛みがあるところに指圧マッサージをすると痛みが軽減されます。 そしてもうひとつ、幸せホルモンセロトニンの発生です。5分以上肌に触れることでセロトニンが発生します。これは気分がよくなり幸せな気分になります。 そして、マッサージによって血液やリンパを物理的に押し流すこともできます。 鍼の効果を実感してもらい少しでも身近に感じてもらえるなら幸いです! 指圧マッサージ、鍼ともに施術するにはそれぞれ3年間の学習が必要な国家資格です。 はり師、きゅう師、あん摩指圧マッサージ師3つの資格を持つ私におまかせください。 ...

東洋医学の特長「本治と標治」

イメージ
  東洋医学では表面的な症状を治すことを標治、本当の原因を治すことを本治といいます。 標治だけでなく本治を行うことが東洋医学治療の特長です。 例えば肩こりがあるときに肩こりだけ治そうとするのは標治です。 本治とは体内の「虚と実」のバランスを調整して、自分の力で自然治癒できる状態にすることです。 虚とは不足している状態、実とは逆にパンパンになっている状態です。 健康な状態であれば一時的に肩こりが生じても自然にもとの状態になります。 「虚と実」のバランスが崩れていると肩こりが自然に治らずどんどんたまっていきます。 そのため、凝っているところを揉んで、一時的に軽くなってもまたすぐに肩こりになってしまいます。 それを根本から調整していくことが本治です。 その際に重要になるのは気血の通り道を正常な状態にすることで、 この通り道を東洋医学では経絡といいます。 そして経絡上の代表的な場所が経穴、いわゆるツボです。 虚実を調整する補法と瀉法 東洋医学では経絡が「虚か実か」を見ながら、「実」に対しては瀉法、 「虚」に対しては補法という治療法で調整していきます。 概ね、鍼治療は瀉法、温灸は補法、 強もみのマッサージは瀉法、やさしい指圧は補法です。